年末で忙しいこの時期に選挙です。
投票前に一度は各候補者のホームページをチェックしてみましょう。
届け出順です。
根本 幸典(ねもと ゆきのり)
公式サイトがあります。たぶんデジタルステージ社の「BiND」というソフトウェアで作成されています。「BiND」で作られたサイト全般にいえることですがフォントが小さい。フォントを小さくするとウェブサイトはカッコよく見えたりしますが、そういうコンテンツじゃないのでもっと大きなフォントにしたほうがよいでしょう。
コンテンツの幅が825ピクセルと最近のサイトにしては狭く感じます。24インチのモニターで見ると中央3分の1がコンテンツで左右のオレンジがややキツク感じられます。メタタグのキーワードに「どすごい」と「じゃんだらりん」が入っているのがほほえましい。
サイトの右下にQRコードがついていたのでスマホでアクセスしてみましたが同じサイトの縮小表示でした。レスポンシブデザインではないためピンチしないと読めません。Twitter、Facebookともにありますが、Twitterは「ブログを更新しました」ばかりで面白みに欠けます。Facebookはマメに更新されているようです。
オフィシャルブログも運営されていますが「アメブロ」です。以前にも書きましたが無料のブログは広告が多いため真面目な投稿をするには向きません。どんな立派な主張をしても安っぽく見えます。
- 根本幸典 オフィシャルサイト
- 根本幸典 オフィシャルブログ 『 ブレず。』
串田 真吾(くしだ しんご)
いやあ、探しました。若い候補者だからネットは駆使しているものと思っていたら、見つかりません。共産党のサイトから辿っていきましたが、どうやら公式サイトは無いようです。
運営しているのは、ブログ、Twitter、Facebook。しかも姓が「串田」で検索していたので余計に見つかりづらい。「くしだ」とひらがなで無いと見つけられません。若いのだからもっとがんばりましょうよ。
公式ブログは「アメブロ」。どうしてこう皆「アメブロ」を使うのでしょうか?コンテンツの半分近くが広告なのに。有名芸能人が使ってるから?たぶんそんな理由なのでしょうけど候補者さんにとってはメリットは無いと思いますよ。
あと、ブログタイトルの「くっしー」はやめたほうがいいのではないかと。そういうノリが好きな人もいるかもしれませんが「ふざけてんのか?」と思われても仕方ないです。まぁ、アメブロはスマホでも読みやすいですが、やっぱり広告が目立って真面目な記事には不向きです。
Twitter、Facebookはなかなか上手に活用されているようですので、アメブロはやめていいのでは?と思います。
関 健一郎(せき けんいちろう)
突然出てきた候補者の割にはGoogleですぐに見つけられました。
WordPressで作成されています。検索結果でのこういうところを見るとWordpressの強さを実感できます。最初の投稿が11月19日ですからわずか2週間で、名前をググったら1ページ目には表示されるようになっています。デザインは無料のテーマを使われているようですが急な出来事だったので仕方の無いところなのでしょう。
テーマの編集の際に間違ったのかHTMLにかなり初歩的な間違いがあります。表示されているので問題ないでしょうけど。テーマ自体はレスポンシブデザインですのでスマートフォンでも快適です。
Twitter、Facebook運営されていますが、なぜか公式サイトに表示されているFacebookへのリンクが間違っています。
青がイメージカラーなのか、GIOSのMISTRALというクロスバイクで移動しているようだ。
総評
上記3候補のウェブサイトでもっとも可能性があるのはやはりWordpressを活用している関氏であろう。別に僕がクライアントさんのサイトをWordpressで作っているから言うのではなく、根本氏のサイトはトップページに表示している記事はアメブロの投稿記事を呼び出しているだけのようなのだ。これはSEO的には何のメリットも無い。根本氏のサイトのコンテンツは独自ドメイン配下ではわずかに8ページしかない。
そこへいくと関氏のサイトはコンテンツをすべてWordpressで管理しているために公開2週間で20ページ以上のコンテンツがある。このペースでの更新作業を続けて魅力あるコンテンツを掲載し続ければ、かなりアクセスを稼げるサイトになるであろうと予想する。串田氏は残念ながらアメブロのみでは勝負にならない。しかし、TwitterやFacebookはまずまず使いこなしているので今後の奮闘に期待したい。
とまぁ、勝手なことを書きましたが、愛知15区の候補者のウェブサイトを比較してみました。政策とか政党とか関係無しです。あくまでもウェブの活用法の比較です。どの候補に投票するかの指標にはまったく参考にもなりませんが、ひとつだけ言えることは。
皆さん投票に行きましょうね。
僕は、たぶん国政選挙は一度も棄権したことが無いと思う。