巷には色々な無料のサービスがあります。
無料アプリ、無料ソフト、無料ブログ、無料ホームページ、配送料無料、無料動画、無料ゲーム、無料占い、あげればキリがありません。
「やったぁ…タダなんだぁ♪ d(⌒o⌒)b♪」
なんてウキウキする前に…
「ナゼ無料なのか?」
を、考えて見ましょう。
企業サイトで無料(有料)ブログサービスを活用してはいけない理由(2)の投稿でもふれていますが、多くの場合は広告収入ですね。「広告なら別にいいや」と思うかもしれません。
しかし現在は、スマートフォンのアプリなどを通じてあなた自身の情報も取得されています。無料のアプリは製品版を購入してもらうための評価版である場合を除けば、大抵あなたのスマートフォンから何らかの情報を得ています。
無料やきとりはじめました
仮定の話です。居酒屋がやきとり無料サービスを始めました。やきとり以外のメニューは普通の値段です。ただし、やきとり1本注文するごとに大将の質問に答えなくてはなりません。
「お客さん独身?」
「歳いくつ?」
「彼氏いるの?」
「年収いくら?」
「家どこ?」
「会社どこ?」
絶対に正直に答えなくてはいけません。
その店に半年も通った頃には大将のメモ帳にはあなたの個人情報がぎっしり。
「そろそろ車検でしょ?車買い替えなよ。こんど営業マン紹介するね。」
「そろそろいい男見つけて結婚したら?いまの収入じゃ大変でしょ?結婚相談所紹介するよ。」
「結婚して子供生まれたのに今のマンションじゃせまいでしょ?こんど不動産屋紹介するよ。」
はっきりいって大きなお世話ですが、大将の人柄から「親切なアドバイス」に聞こえてしまう人もいるかもしれません。
そしてお客さんが車を買い替えるごとに、結婚相談所に通うごとに、引越しをするごとに、大将の懐には紹介料が振り込まれてきます。
さらに、この店のやきとりのタレは、秘伝で中毒性があり、なかなか通うことをやめられません。
「あの居酒屋行っても、また大将にあれこれ聞かれるし、何か勧められるし…」と思っていても気がつくとまたその店の暖簾をくぐっているのです。