新規の案件の相談や、デザインのヒントを見つけるために様々なウェブサイトを見て回ったりすることもよくありますが、その時、気になるサイトがあればHTMLソースを見たりもします。
「きれいなソースだなぁ。」
「Wordpressで作ってるんだ。」
「文法間違い多すぎ!」
「うぉ!珍しい!テーブルレイアウトだ!」
とまぁ、勝手な感想を思ったりするわけですが、時々こんなサイトがあります。
何のページであるかを検索エンジンに知らせる大切な情報
Googleで検索したときの検索結果に表示される「タイトル」「説明文」はHTMLの<head> ~ </head>の間に記述します。
<title>ここにページのタイトル</title>
<meta name=”description” content=”ここに説明文” />
そして、以前はSEOに効果があるといわれていたページのキーワードも同様にHTMLの<heade> ~ </head>の間に記述します。
<title>ここにページのタイトル</title>
<meta name=”description” content=”ここに説明文” />
<meta name=”keywords” content=”キーワード1,キーワード2,キーワード3″ />
みたいな感じです。上のサイトではキーワードが物凄くたくさん設定されています。このキーワードを見てどんな会社のホームページか想像できますか?スイーツ関連のサイトであることは何となく想像ができますが、「トレハロース」って何?「しぼる」「札束」「ラッキー」などよくわかりません。
確かに過去にはページのキーワードがSEOにある程度効果のあった時期もありました。しかしこのようにキーワードを詰め込むサイトが増え、現在Googleでは無視しています。場合によってはスパム扱いです。
Google がサポートしているメタタグ
仮にサポートしていてくれたとしてもここまでキーワードが詰め込まれているといったい何についてのページかわからず検索結果にはマイナスの要因でしかありません。
果たしてこの会社のサイトはGoogleの検索結果ではどんな感じなのか?
ちなみにこの会社は全国各地に何店舗もあります。通常、これぐらいの規模の会社であれば会社名で検索すれば何ページかはヒットします。で、実際に検索してみると2ページしかヒットしません。それもそのはずページのタイトルが英語で記述されています。
ここは日本なので日本語にしましょう。
そしてここで販売している商品は商標登録されています。ですからその商品名でも検索してみました。1ページしかヒットしません。しかも2位。1位は無関係な人の個人のブログでした。ちょっと残念です。
メタタグのキーワードは書かなくてもいい
Googleが将来メタタグのキーワードを検索順位の指標とすることはまず考えられません。大切なのはページのタイトルとその説明文が実際のページと合っているか?そしてそのページの内容は閲覧している人にとって有益な情報であったか?が重要なのです。
良いコンテンツを作成していれば検索エンジンはきちんと評価してくれます。「キーワードを何にしよう?」何てことに労力を使うヒマがあるなら、コンテンツを充実させることにその労力を使うべきです。
あ、もちろんそのサイトの構造がW3Cに準拠していたり、文書構造が適切であることは必要ですよ。