検索エンジンにおいて検索結果で何ページ目までがクリックされるのかは、とても気になるところでしょう。よく言われるのが8割程度のユーザーは1ページまで、そのほかは2,3ページ目まで。というもの。
しかしこの結果には少々疑問を感じます。
検索結果で2,3ページ目までしか見ないのではなく、ほとんどのユーザーは2,3ページ目までで目的の情報にたどり着いたということなのではないでしょうか。それだけ検索エンジンの表示する結果が優れているということなのではないかと思うのです。
もしも自分の求める情報が上位に表示されていなければユーザーはどんどんページを進んでいきます。実際、私の運営する別サイトのアクセス解析を見るとあるキーワードで訪れてくるユーザーがコンスタントにいます。しかしそのキーワードはYahooにしてもGoogleにしても7,8ページ目あたりでやっと表示されています。
つまり、ユーザーは自分のほしい情報が見つかるまではページを進むと思うのです。
たとえばタラバガニを売るオンラインショップがあったとします。もちろん単にタラバガニを販売するという目的しかないサイトであれば少しでも上位に表示されることが重要でしょう。7,8ページ目では話にならないでしょう。
しかしもしそのサイトでタラバガニの上手な食べ方やレシピを紹介していたとします。そういうコンテンツが増えるとタラバガニをもらった人が「どうやって食べようか?」とサイトを訪れてくれるかもしれません。おいしそうなレシピが見つかるまで検索結果を次々と進んでいく可能性が高いのです。
ですから、検索結果で4ページ目以降に表示されているから駄目だなんていうことはないのです。いかにそのページにユーザーを満足させる情報が入っているかなのです。