同業者としてはちょっと悲しいホームページ制作業者

ホームページ制作のヒント

時々見かけるのです。私が運営するホームページテンプレート(ひな形)を配布するサイトのテンプレートを利用したサイト。

結構うれしくなるものです。2006年から運営しており当初は更新も頻繁に行いアクセスも1日1000ユーザーを超えてトータルアクセスも100万を超えたサイトです。

k2-s.cm

無料のテンプレートをダウンロードするにはメルマガ(発行したことない)に登録が必要だったり、Facebookでいいねをクリックしないといけないようになっています。ここしばらくはまともに運営せずに放置状態ですが、それでも時々「いいね」をしてくれたりメルマガ(発行したことない)の読者はコンスタントに増えています。

時間のあるときにコンテンツを刷新したいなとは思っていますが、手をつけられずにいます。

いちおう制作業者も使ってよいことになっているホームページテンプレート

基本的にはホームページを自分で作る人のためのサイトなのですが、ホームページ制作業者さんでも使っても良いように「有料のライセンス」を発行しています。まぁ、このライセンスはほとんど売れません。これまで数名の方がそのライセンスを購入してクライアントさんのホームページ制作を行ったのみです。

ほぼすべての方がご自身でホームページ制作を行うために利用されています。もちろん中には自分ではできないのでお友達や知人に手伝ってもらったり、晩飯一回おごって作ってもらう方もいるでしょう。そのあたりは調べようがないので黙認しています。

ここまでやったらいかんでしょう

今日、何気なくGoogleの広告に表示されている、ある制作会社のサイトを見てみました。

ここに売った記憶はない

このデザイン例っぽい紹介部分。一番左のデザイン例の画像。下のURLのものと比較してください。
http://www.k2-s.com/html-templates/brown/post-4755.html

この会社にライセンスを売った記憶はありません。このサイトのドメイン自体WHOISで検索したら今年の春に取得されたものです。そして今年、このテンプレートは売れてません。

もしかすると無料のテンプレートをダウンロードしてクライアントさんのホームページを作っているのかもしれませんね。まぁ、こんな古いテンプレートが売れるとは思っていませんから良いのですがあんまり面白くはありません。

以前、もっとすごい会社があった

3,4年ほど前も同じようなことがありました。そこは制作事例としてクライアントさんのホームページを紹介していたのですが、どう見ても無料で配布しているテンプレート。ソースを見れば私が作ったという著作権のクレジット表示があります。

制作会社が使う場合は制作するサイトごとに「有料のライセンス」を支払う必要があります。しかしそんな入金記録はうちにありません。明らかにルール違反。

すぐにその旨をその制作会社にメールで問い合わせました。制作代行ルール違反の場合はひとつのサイトあたり4万円を請求すると利用規約には書いてあります。当然の権利として請求しました。制作事例で紹介していた3サイト分。

すぐ返事が来ました。

「ごめんなさい、ごめんなさい、一ヶ月以内にすべて別のデザインにするので許してください。」

って。なさけない…

数ヶ月間はその会社のホームページをチェックしていましたがある日突然、サイトがなくなりました

当オフィスでもテンプレートから作成する制作費の安いプランもありますが、すべて当オフィスで作成しているテンプレートです。他の制作会社でも格安プランで「テンプレートから作成」というところはありますが、そのテンプレートの出所を確認しておきましょう。

テンプレート制作者も普通にインターネットで色々見ています。規約違反がバレた時、困るのはクライアントさんです。

このアヤしそうなサイトに対してはどう対処するか?

正直、デザインも古いので有料のテンプレートが売れるとは思っていません。しかし、無料のものはコンスタントにダウンロードされています。もしそれらを利用してクライアントさんのホームページを作っていることがバレたら対処しようと思っています。

現段階では画像をコピペしただけなので、とりあえず放置で時々この制作会社のサイトをチェックしてみようと思います。しばらくして上で紹介した画像が変更されていたら、「これを読んで、ビビッたな?」と思うことにします。

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