ホームページ制作会社の中には制作費をリース契約で支払うことを提案する会社があります。一概には言えませんが、電話で営業してくる、訪問営業してくる、FAX営業してくる会社に多く見られます。
大体月々1万円から3万円程度の3年から5年契約です。商売をやっていれば「妥当な数字かな?」とつい思ってしまいます。
折り込みチラシを入れれば1回で数万から数十万円が必要ですし、フリーペーパーに掲載するのも1ページ枠なら数十万円が必要になってきます。
「毎月3万円でお客さんが来るならいいんじゃない?」とつい思ってしまうようです。
リース契約のホームページはかなり割高
例えば月々3万円の3年契約だったとします。3年間でいくらになります?簡単ですね。108万円です。
当オフィスで同程度のホームページを作成し、サーバーやドメインも当オフィスで管理したとしても3年間で50万円かかりません。
時々ご相談を受けるのですが…リース契約でホームページを作ってもらい、その後の更新作業など望むようにやってくれないため、契約も切れるし…
そういう方のリース会社が作成したというホームページを拝見すると…正直…
「おいおい」
と、思うことが多いです。効果もあまり無いことが多いです。
初期費用無料というキャッチコピーに注意
ホームページを制作する際、そのほとんどは人間がチマチマ作業しています。お客さんの要望を聞き、デザイン案を作成し、サイト構成を提案し、コーディングし…サイトの規模によって相応の時間が必要です。絶対にタダでは出来ません。タダで出来るとすれば、CMS(コンテンツマネジメントシステム)を活用しデザインはテンプレート化したものを用意しておいて、あとは画像や文章をチョイチョイ変更してというものでしょう。
CMSを活用するにしろ、デザインやサイトの構成が完全にオリジナルのホームページがタダで出来るはずがありません。
そのようなホームページ制作会社は必ずその制作費、初期費用を月額費用で回収します。リース契約と同様3年くらいの縛りがあって解約することは出来ません。
そのような会社のセールストークは
- 「月々3万円で多くの人に見てもらえるのですからホームページは広告に最適ですよ。」
- 「普通の制作会社なら最初に100万円くらいかかって、毎月サーバーの費用も掛かります。更新すると何万円も請求されます。その点弊社は月々たったの3万円。」
- 「ただいまキャンペーン中で、ホームページ更新作業用のパソコンもつけちゃいます。」
- 「検索エンジン対策もばっちりでたくさんの訪問があること間違いなし。」
- 「御社専属の担当者が更新作業を全面サポート。」
同業者から見れば、ツッコミどころ満載であきれちゃうのですが…いまだにだまされて契約してしまう中小企業経営者、個人事業主がたえません。
「月々わずか○○円でホームページが出来ます。」
「ホームページ制作費が無料です。」
「初期費用無料です。」
を全面にアピールするホームページ制作会社は要注意です。