現在ご依頼の案件で以前作成したサイトを「JIS X 8341-3:2010」の指針に沿ったものにして欲しいとのご依頼があります。
もともと当オフィスで作成するサイトはW3C勧告に準拠しているためそれほど大きな変更はありませんが、音声ブラウザでの確認やコントラストチェック、文字をどんどん大きくしていってもレイアウトが崩れないか、そのときの行間は適切か?など結構細かな作業があり大変なのです。
理想は音声ブラウザでサイトを訪れていても何らストレスを感じない、ナビゲーション、コンテンツのスムーズな流れを構築することです。
で、困るのが漢字の読み方。普通の文章であれば良いですがちょっと特殊な漢字、というか人の名前であったり店の名前など少しひねった読み方をさせている場合などは要注意です。音声で聴いていると意味不明です。そのあたりをきちんとサポートしなくてはなりません。
という作業の中でアクセシビリティを重視していると言っているサイトの構築例を参考にさせていただくことがあります。
「ほう…こうすればスムーズな流れになるなぁ…」とか
「なるほど…こうしておくことは大切だなぁ…」などあらためて勉強になります。
でも、中には音声ブラウザで訪れてみると
「は?何ですか?何もわかりません…」
というサイトもあります。そのサイトがとある公益法人の「何とか」いうコンテストの優秀賞か何かに選ばれていて、さらに審査員のコメントでアクセシビリティに優れているだって…W3C勧告はまるっきり無視という感じですし、リンクボタンは画像が多くしかもaltがないので何のリンクかわかりません。
どういう判断したんだろ???