今月1日に仙台市のホームページがリニューアルしたそうで、その後検索の不具合が続いているというニュースを見かけました。
当たり前ですが、うちで作ったわけじゃありません。
依頼が来るわけありません(笑)
で、何の不具合なのかというと記事によれば
仙台市が1日に全面リニューアルした公式ウェブサイトで、サイト内の検索結果が表示されないといった不具合が続いている。市民から問い合わせや苦情が相次ぎ、市は「週内には解消する」と釈明に追われている。
市はサイトの情報を見やすく整理するため、約6300万円をかけてリニューアルを実施。だが、検索サイトで「ふるさと納税」「子ども医療費」などの単語を入力して市のサイトを検索すると、「ページが見つからない」とのエラー表示が出る状態となっている。
5日の市議会9月定例会決算等審査特別委員会でも委員から指摘があり、市は4日までに市民から問い合わせ23件、苦情3件が寄せられていると報告した。
市広報課は「サイトをリニューアルすると、検索サイトに結果が反映されるまでどうしても一定の時間がかかる」と話す。 2016年10月6日河北新報
とまあ、何のことはない「Googleカスタム検索」を活用したことによる一時的なものです。
例えば、仙台市ホームページの検索窓で「ふるさと納税」と入力し検索します。
するとこのようなGoogleのデータを活用した検索結果が表示されます。
その検索結果の「寄附の手続き | 仙台市」をクリックしてみるとこのように「ご指定のページは見つかりませんでした」と表示されてしまいます。
要するにリニューアル前のホームページでは「寄附の手続き | 仙台市」のURLが
http://www.city.sendai.jp/shisei/1221693_1984.html
だったのですが、リニューアル後は
http://www.city.sendai.jp/shiminze-kikaku/kurashi/tetsuzuki/zekin/kojin/furusato.html
に変わっている為です。
こればっかりは仕方ないですが、住民から見れば「どうなってんのさ!!」という事なのでしょう。サイト規模が大きいだけにすべてのページで301リダイレクトとかやってられないでしょうしね…
余計なお世話かもしれませんが…
Googleカスタム検索を使っていることによる不具合は置いといて、ちょっと気になったのが、
- 「スマホ対応」らしいけど
- レスポンシブデザインでスマホ対応らしいけど、ブレークポイントが480ピクセルだけで大丈夫?僕の持ってる小さいタブレットだと見づらいんですが。
- 「外国語対応」だけど
- 自動翻訳サービスですね。自動翻訳サービスでは知られた会社なのでまあまあ正確なのでしょうけど。「自動翻訳なのでおかしなところもあるよ」っていう言い訳が表示されますが、お役所のサイトとしてはどうなのでしょう。画像のテキストは日本語のままですしね。
http://www.kodensha.jp/ - 「読み上げ」って知らなかった
- ページの本文部分を読んでくれます。こんなサービスあるんですね。視覚障がい者のため?いや、それだったらリンクをちゃんとリンクがあるように言ってくれないと。ちょっと聞いてみましたがただ読んでくれるだけでした。
http://www.readspeaker.co.jp/
ソースを見たら「ブロックスキップ」の記述もあったので音声ブラウザも想定しているのでしょうけど、それだったら「読み上げ」は何のためかよくわからん。
うちみたいなとこには依頼が来ないとわかってますが
記事にもありますが、リニューアルにかかった費用が約6300万円!!
まあ、当オフィスが手掛けるホームページの100個分以上ですなぁ(笑)
負け惜しみじゃありませんが、自動翻訳を使ったホームページも作っていますぞ!!「自動翻訳なのでおかしなところもあるよ」っていう言い訳も表示します(笑)
英語だけは簡易なページをちゃんと作ってます。
http://sanuki-kanko.jp/
http://sanuki-kanko.jp/english/
音声ブラウザに対応し、ウェブアクセシビリティJIS X 8341-3:2010ガイドラインに配慮したサイトだってつくってるんだからぁ。
http://waic.jp/docs/jis2010/understanding/
ま、しばらくすればこの仙台市のホームページの不具合とやらも解消されるでしょう。