ウェブサイトのデザインには流行があります。
技術的な進歩によるものも多いですが、あるサイトがちょっと新しい感じのことをやって、それを見た別のウェブデザイナーが「いいなこれ、俺もやってみよう」と思ったりすることによるものも多いです。
ほんの少し前まではバリバリフラッシュのサイトもちょいちょい見かけましたが、今では企業サイトではめったにお目にかかれません。
最近は、多くのサイトがCMSを活用していたり、デザインもレスポンシブになってきたりと、明らかに見る側の環境を意識したものとなってきています。
それは、多くの人に見てもらおうとするウェブサイトと言うものの方向性としては正しいので、きっと2014年もその傾向は変わらないと思われます。
ところで、この会社のサイトは以前どんなだったっけ?
ブラウザといえばインターネットエクスプローラーといわれるくらいの頃、制作費がたっぷりある企業のサイトは、
「どうだ、カッコいいだろう!!」
みたいな、主張がアリアリと見られ、見る側は、
「いったいどこをクリックすればいいのだい???」
ということに常に悩まされてきました。そして、制作する側である私のところにも「カッコよく!カッコよく!!」ともう、ひたすら見た目だけを求めるクライアント様も結構おりました。そのようなサイトはもういまは閉鎖されているか、「カッコよさよりも伝わりやすさ」にシフトしたサイトとなっています。
そんなわけで、私自身の反省の意味もこめて過去に制作されたウェブサイトを閲覧できるサイトを紹介します。見たいサイトのURLを入れて「BROWSE HISTORY」をクリックするとカレンダーが表示されます。そこで過去を辿ってみると…
「あら、懐かしい!!」
というサイトが表示されます。
いろいろな企業の過去のホームページを見てみると、その頃流行したテクニックが見えてきて面白いのです。
何と言ってもこのサイトには「376 billion」ページがアーカイブされています。「billion」て、英語で習いましたね?「10億」です。つまり、3760億ページがアーカイブされています。さぁ、あなたのお気に入りのサイトは、昔どんなデザインだったのでしょうか?