SNSを活用すればホームページなんていらない?

katsuのブログ

本日新しいSNSサービス「Threads(スレッズ)」が開始されましたね。とりあえずインストールしてちょっといじってみようと思います。アプリ検索で「Threads」と検索したら2つ出てきますので「Threads, an Instagram app」の方をインストールしましょう。

さて、SNSを活用した集客が行われるようになってかなり経ちましたね。今ではほとんどの企業や個人事業主、フリーランスなどの方がご自身のビジネスの情報発信に活用されているのではないでしょうか?そもそもSNSとはどういうものをいうのかおさらいしておきましょう。

SNSって何?

SNSは、ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略称です。SNSは、インターネット上でそのサービスを利用することで人々がつながり、コミュニケーションを取るためのプラットフォームやウェブサービスのことを言います。

SNSは、登録したユーザーが自分のプロフィールを作成し、友達や知人とつながり、メッセージをやり取りしたり、写真や動画を共有したりすることができます。代表的なSNSサービスには、Facebook、Twitter、Instagramなどがあります。そこに今回新たに「Threads(スレッズ)」が参入してきたというわけです。

ビジネスにも活用されるSNS

SNSは、その提供するサービスの中で人々が世界中の他の人と簡単につながることを可能にし、情報の共有や交流をが出来るようになりました。これにより、友人や家族とのつながりを維持したり、興味や趣味を共有したり、新しい人々との出会いを得たりすることが出来るようになりました。また、企業や店舗もSNSを活用して、お客さんとの関係構築やマーケティング活動を行うようになっています。

基本的に無料で提供されているサービスのため多くのユーザーが気軽に利用しています。企業や店舗の利用も広告を利用しなければ無料で利用できるためホームページでの情報発信よりもお手軽でホームページはないけどSNSはやっているという中小企業やお店も少なくありません。特に資金的にホームページを作るとこにハードルを高く感じているお店や個人事業主にその傾向は多く見られます。

主なSNSサービスの特徴

すでに様々なSNSを活用して情報発信している方にとっては今さらな情報かもしれませんが、いまされ聞けないという方もいらっしゃいますので主なSNSのサービスの特徴について簡単に解説してみましょう。

Twitter

Twitter

Twitterは、2006年にサービスが開始され、140文字以内の短いテキストメッセージである「ツイート」を投稿することが特徴です。ユーザーはリアルタイムで短いメッセージを投稿し、他のユーザーとの相互作用を通じて情報を共有することが出来ます。ニュースやトレンド、意見、リンクなど、さまざまなトピックに関する情報を素早く共有するために利用されます。ラジオなどのメディアでもリスナーからの投稿をハッシュタグで募集したりしています。また、ハッシュタグのついた特定のトピックやキーワードでユーザー同士の会話やディスカッションも行われています。

ただ匿名性の高いSNSですので不正確な情報、誹謗中傷なども多く見られいわゆる「炎上」というようなこともしばしば見られます。

Facebook

Facebook

Facebookは、2004年にサービスが開始され、個人や企業がプロフィールを作成し、友人とつながることができるソーシャルネットワーキングサービスです。ユーザーはテキスト投稿、写真や動画の共有、イベントの作成など、多様なコンテンツを投稿することができます。企業や店舗でも広告ツールとして広く活用されています。

Twitterと異なり投稿の文字数に制限もなく元々本名で登録というサービスでしたので発信されている情報は割と信頼できるかもしれませんね。ただ一時期に比べると利用されている感は無くなってきたように思います。

Instagram

Instagram

Instagramは、この3つのサービスでは最も遅く2010年にサービスが開始され、写真や短い動画を投稿することに特化したプラットフォームです。ユーザーはフィルターや編集ツールを使用してクリエイティブなコンテンツを共有します。また、ストーリーズと呼ばれる一時的な投稿機能も人気です。インスタ映えやインスタスポットもInstagramに投稿すると「いいね」されるような写真が撮れるという事から生まれた言葉です。

Instagramはお店が商品を紹介するツールとして活用されることが多く美容室、ネイルサロンなど写真を活用してアピールする業種に向いていると言えます。

以上簡単に説明しましたが、これらのSNSサービスは、それぞれユーザー層や目的に適した特性を持っており、異ななアプローチを提供しています。Twitterはリアルタイムな情報共有や公開ディスカッションに適しており、Facebookは友人や家族との交流や情報発信、Instagramはビジュアルコンテンツの共有や発見に特化しています。

企業やお店も各プラットフォームの特徴や目的に応じて活用することが重要です。

SNSを活用した情報発信で十分なのか?

企業や店舗がインターネットを活用してPRするようになったのは1998年頃からです。私も当時は別の仕事をしておりましたが初めてホームページを作ったのは1996年のことです。当時はインターネットで情報発信=ホームページでした。

2000年代になってブログというものが見られるようになり日本では2004年にアメブロのサービスが開始されています。そのころから「ブログで集客」なんていうことが流行になり一時期は様々な無料ブログサービスが提供されていて企業もお店もブログを活用した情報発信を行ってきました。

ブログブームの終焉

無料のブログサービスはブログに自動的に埋め込まれる広告料で収益を上げてきました。しかし個人や企業の情報発信ツールがSNSに移行することにより利用者は大きく減少しています。また、ブログそのものもWordPressのようなプログラムを活用する方が広告も表示されず、デザインの自由度も大きいため本格的にブログを運営しようと考えている人はほとんどが独自ドメインでのWordPressという形に移行してきました。

そのようなことから一時は数多くあった無料ブログサービスもかなりサービスを終了してしまいました。そして多くのブロガーたちが一生懸命投稿してきた記事も消えてしまったというわけです。当時は当オフィスにも無料ブログの記事をWordPressに移植したいなんて言う依頼もいくつかありました。

SNSブームも終わりが来る?

SNSブームはスマートフォンの普及と切り離せません。スマホを利用してSNSを利用している人の多くは「遊び」です。ニュースなどの情報収集にも役立つと言いますがフェイクも多いので信頼度はいま一つです。今後、スマホがどのように進化していくのか?ChatGPTのようにAIに訊けば何でも教えてくれたりします。試しにChatGPTに美味しいラーメン屋を尋ねてみました。

ChatGPT
豊橋の美味しいラーメン屋を教えて

豊橋で美味しいラーメンを提供しているお店をいくつかご紹介します。以下は一部のお店ですが、最新の情報や営業状況を確認するために、訪れる前に事前に調査することをおすすめします。

  1. らーめん じぇねれ~しょん: 豊橋駅近くに位置する人気のラーメン店です。ここでは様々な種類のラーメンを楽しむことができます。特に醤油ベースのスープがおすすめです。
  2. らーめん 麦と麺: 豊橋市内に複数店舗を展開している人気のラーメンチェーンです。濃厚な味わいの豚骨ラーメンが特徴で、トッピングやスープの濃さなどのカスタマイズも可能です。
  3. らーめん二郎 豊橋店: 二郎系ラーメンを提供するお店で、分厚いもやしや大量のもちもち麺が特徴です。ボリュームたっぷりの一杯を楽しむことができます。
  4. らーめん 一丁堂: 豊橋市内に数店舗を展開している人気のラーメンチェーンです。鶏ガラベースのスープと独自の麺が特徴で、さっぱりとした味わいが人気です。
  5. らーめんのびすけ: 豊橋市内にあるアットホームなラーメン店です。ここでは様々な種類のラーメンを提供しており、自家製麺とこだわりのスープが好評です。

上記は一部のお店ですので、他にも豊橋にはさまざまな美味しいラーメン店が存在します。地元の口コミやレビューサイト、食べログなどを参考にして、自分の好みや予算に合ったお店を選んでみてください。

というわけで実在しないお店を紹介してくれましたがこれが近い将来、実在するお店を食べログなどの情報をもとに教えてくれるようになるんだと思います。しかもあなたの好みも学習して個人個人に合わせた情報を提供してくれるようになる日も近い気がします。そうなった時、SNSで情報発信してもほとんど意味をなさなくなってくると思います。

ウェブ上の情報を収集しているChatGPT

ChatGPTはユーザーが質問したことに対して自然な文章で回答してくれるシステムですが、どこからその回答を導き出しているのかというとインターネット上の膨大なテキストデータです。Google検索の仕組みもインターネット上の情報を分析しユーザーが検索したキーワードに最もマッチしたと思われるウェブサイトを検索結果として表示しています。

ChatGPTはその先を行っててユーザーが質問したことに対してインターネット上の情報からより「正しいっぽい回答」を導き出して文章を生成しています。現在は「正しいっぽい回答」ですが今後の進歩により「正しい回答」に近づいていくのでしょう。

あなたの会社、お店の情報はインターネット上にありますか?

多くの人がインターネット上から情報を得るときにChatGPTを活用するようになった時、あなたの会社、お店の情報はインターネット上にありますか?現在、Googleで検索したとき企業やお店のTwitterやFacebook、Instagramが上位にヒットすることありますか?ほとんどありません。GoogleはSNS上に書かれているテキストを有益な情報としてほとんど評価していないからです。

おそらくChatGPTもSNSに書かれているテキストデータをもとに文章を生成することは無いと思います。SNSは最新の情報はわかりますが半月前、半年前、数年前の情報はほぼわかりません。さらに現在Twitterはトラブル続きですがサービスの提供を終了しても不思議ではありません。ブログブームのころはブログサービスが終了するなんておそらく考えていなかったと思います。

ですからSNSで情報発信を一生懸命していてもサービスの提供が終わったらすべて終わってしまいます。データもすべて無くなります。ChatGPTもあなたの会社、お店のデータをどんなに頑張っても見つけることは出来なくなります。

意外と古いWordPress

WordPrss

さて、話はちょっと横にそれますがWordPressを活用したホームページ制作は現在ではよく見かけます。そのWordPressは最初はその名称からも想像できるようにブログ運営に特化したオープンソースプログラムでした。WordPressがリリースされたのは2003年。そのころは「Movable Type」が割とよく利用されていたと思います。その他にも「Nucleus CMS」「XOOPS」「Joomla」「Concrete CMS」などありましたが現在ではWordPressの一人勝ち状態です。「Movable Type」はライセンス料がかかるようになってユーザーが減ったと感じます。

当オフィスのような中小企業や個人事業主の方のホームページを作成するときにライセンス料が必要なのはネックとなります。その点、WordPressはオープンソースなので費用は不要です。その分利用者も開発に携わる方も増えるのでより良いプラットフォームに成長してきたという感じです。

この、WordPressに限らずですが独自ドメインで作成したホームページというのはドメイン料とレンタルサーバーの費用を払っている限りなくなることはありません。レンタルサーバー会社がサービスの提供をやめることはあってもその時は別のレンタルサーバーに引っ越せばいいだけです。インターネット上にはすっとそのデータは残っています。

独自ドメインでのホームページは必須です!

以上のことからインターネットを活用して情報発信をする場合、まずは独自ドメインでのホームページ、見た目とかカッコよさとかはさておき正確なテキスト情報が掲載され、常に新しい情報に更新されているホームページが必要不可欠です。そのホームページがあったうえでの「Twitterも…」「Facebookも…」「Instagramも…」なんです。

確かにSNSはアプリひとつインストールすればスマホひとつで簡単に情報発信できるので楽ちんです。しかし先日のTwitterのトラブルといい、何かあってもどうすることも出来ません。SNSの活用も必要ですがベースはやはりホームページです。だいたい、「SNSで集客!」なんて言ってる広告業者さんだってホームページ持っています(笑)SNSのサービスが終了してから慌てても手遅れです。

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