先日、ご相談の電話をいただきました。
「Wordpressが動かないんですヽ(TдT)ノ」
僕が作成したサイトでもないですし、どこにインストールし、何をして動かなくなったのかさっぱりわかりません。とりあえずインストールしたというURLにアクセスしてみましたが、テーマがまったく適用されていないページが表示されています。リンク先をクリックしてもすべて500エラー。
事業を立ち上げられてホームページを制作しようと思われたようです。「Jimdo」「Wix」なども検討されたようですが、「Wordpress」が良さそうなのでご自身で何とか制作しようと思われたようです。
最初はそれなりに出来上がったようですが、「色々しているうちに動かなくなった」ということで「色々」が何かなのか確定できないのでなかなか難しい。ページ数もまだそれほどではないので最初からインストールしたほうが早いんじゃ?というふうにお話しました。
- 1.自分でホームページを作るのは、その作業が好きじゃないと続かない
- ホームページを作るというのは「ワードを使える」とか「エクセルが使える」といった類のものではなく、ソフトウェアを使うことがあるにしろ「他の人に見てもらうもの」を作る、創造する作業です。常に新しい情報を追加したり、修正したりという「運営」も必要になってきます。
- 2.自分がアピールしたい情報は相手にとっては「別に知りたくない…」
- 中小企業や個人事業主の方が自分で作ったと思われるホームページの多くは「会社の紹介」「お店の紹介」「サービスの紹介」「商品の値段」に力を注ぎ、そこで終わっています。もちろんこれらの情報も必要ですが、検索ユーザーの多くは「困ったこと」を解決するために検索しています。それらに対する回答を示すことができるホームページが多くの人に支持されるホームページとなります。
- 3.ホームページ作成で重要なのは正しい文書構造
- 小学生の作文でも、自由研究のレポートでも、学生の論文でも、「正しい書き方」があります。印刷や手書きのものの場合は「人が目で見る」だけですから見出しの文字を大きくしたり、重要な部分にアンダーラインを引いたり、色付けしたりすれば良いだけです。しかしホームページの場合は検索エンジンにもこれらの情報を正確に伝えなくてはいけません。そこで必要になってくるのが「正しいHTMLの書き方」です。
制作作業にかける時間はムダじゃないのか?
正しい知識と正しい方法でホームページを作成するのははじめてホームページを作る方にとってはとても大変なことです。「趣味のホームページ」「アフィリエイトのホームページ」などは自分で楽しみながら作成すればよいでしょう。しかし、仮にもビジネスの1ツールとしてのホームページであるならそれなりの効果なり成果が求められます。
そして何より「ホームページ作成にかかる時間」。これが業務の妨げになっては元も子もありません。また、はじめて作るホームページが検索エンジンでプロが制作したホームページに太刀打ちできる可能性はほぼゼロです。ですから、もしあなたが想定している検索キーワードでヒットするトップ10のホームページでプロが作ったと思われるサイトが多ければ、自分で作成することはあきらめたほうが良いかもしれません。
何のためにホームページを作るのか考えれば答えは出てくる
「会社」「お店」のホームページを何のために作りますか?「取り敢えずあればいい」「自分で作ってみたいだけ」というのであれば本を読みながら試行錯誤したり「Jimdo」や「Wix」のような無料ツールに頼るのもよいでしょう。しかし「検索サイトで見つけてもらってお客さんになって欲しい」」なんていう考えであれば相応の時間と努力が必要となってきます。