ホームページにおける写真の重要性
ホームページに掲載する写真は、訪問者の第一印象を決定づける重要な要素です。視覚的な情報は、テキストよりも直感的に伝わりやすく、サイト全体の印象や信頼感を左右します。また、適切な写真を使用することで、訴求力が高まり、SEOやSNSでの拡散効果も期待できます。ホームページにおける写真の重要性と、その活用方法について詳しく解説します。ホームページで使用する写真を撮影するときの参考にして下さい。
訴求力を高め、第一印象を左右する写真とは?
ホームページを訪れたユーザーは、最初の数秒でサイトの印象を判断します。その際、デザインとともに大きな影響を与えるのが写真です。写真のクオリティが低いと、サイト全体の信頼性が損なわれることもあります。写真のクオリティといっても、一般的な中小企業のウェブサイトでは何も高額な一眼レフカメラで撮影する必要はなくスマホでも十分です。
ただ、撮影した写真をそのまま使うのではなくアプリを使うことで写真の明るさや色温度、色調などを調整して訴求力のある魅力的な写真に仕上げる必要があります。またその他、気を配るべきポイントをまとめてみます。
- ターゲットに合った写真を選ぼう
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例えば、高級感のあるサービスなら落ち着いた色調の写真、若者向けのコンテンツなら明るくカジュアルな写真を使用するなど、目的に応じたビジュアルが求められます。写真の編集をする際にもその点を頭に入れて編集しましょう。
- 高品質な画像を使用しよう
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ピンボケや低解像度の写真は、サイトのクオリティを損なう原因になります。できる限り鮮明でプロフェッショナルな写真を選びましょう。最近のスマホで撮影したものは高解像度ですが、撮影した写真をメールやLINEで送信するとき低解像度に変換されて送信してしまうこともあります。
撮影した写真をウェブ制作会社に送信する際にはその点に注意しましょう。ウェブデザイン・クロスロードではお客様から写真データなどを送っていただく際にはDropboxのファイルリクエストという機能を使いますので安心して大容量の写真データを送っていただくことが出来ます。
- コンテンツと関連性のある写真を選ぼう
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単に見た目が良いだけでなく、記事の内容やサービスを的確に伝える写真を撮影しましょう。ホームページを閲覧している人がその商品やサービスについて的確に理解できるような写真が親切ですね。
- 写真の構図を工夫しよう
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写真撮影において、構図の工夫は視覚的なインパクトを高め、プロフェッショナルな印象を与える重要な要素です。三分割法やシンメトリー構図を活用し、視線誘導を意識した撮影をすることで、見る人にとって直感的にわかりやすいビジュアル表現が可能になります。
三分割法とは?三分割法とは、画像を縦横それぞれ3等分する線を引き、その交点や線上に被写体を配置する構図のテクニックです。人間の目は自然と交点や線上の要素に注目するため、画面全体がバランスよく見え、自然な視線誘導が可能になります。
シンメトリー構図とは?シンメトリー(左右対称・上下対称)を活かした構図は、安定感と美しさを強調できる撮影方法です。建築物や風景、ポートレート撮影などでよく使われます。
写真ひとつで変わるウェブサイトの信頼感
企業やブランドのホームページでは、信頼感を与えることが非常に重要です。適切な写真を選ぶことで、ウェブサイトに好印象を与え、訪問者に安心感を持ってもらうことができます。
- 実際の写真を活用しよう
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素材サイトのようなストックフォトではなく、自社の商品・サービスやスタッフの写真を使用することで、リアリティが増し、信頼性が向上します。特にスタッフの写真で素材サイトのものを使うとそのウェブサイトの信頼感は半減してしまいます。
- 一貫性のあるビジュアルを心がける
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サイト内で統一感のある写真を使うことで、企業や店舗の商品やサービスのブランディングの強化につながります。色調や構図のスタイルを揃えると、より統一感のある印象を与えます。
- 人の顔が写っている写真を活用する
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人の表情が見える写真は、サイトを訪れているユーザーに親近感を与えやすく、サイトへの信頼度を高める効果があります。企業や店舗のサイトにおいては実際のスタッフの写真を利用することがより効果的でしょう。
- 適切なライティングを施す
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照明の使い方によって、写真の雰囲気は大きく変わります。自然光を活かした撮影や、ソフトボックスを使った明るい写真を意識することで、印象が格段に向上します。ただこれらの機材をそろえることは容易ではなくまた使いこなせるかも疑問です。Photoshopのような写真編集ソフトを利用することが効果的です。Photoshop Expressの無料版でもある程度編集することが可能です。
写真編集、コラージュ、カラー設定の編集 | Adobe Photoshop Express写真編集アプリ、Photoshop Expressを無料でご利用いただけます。Android、iPhone、iPadに対応しており、コラージュ作成、メイクアップ、レタッチ、カ…
SNSシェアやSEOへの影響
写真は、SEO対策やSNSでの拡散においても大きな影響を及ぼします。
- 画像検索での上位表示を狙う
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適切なファイル名やALTタグを設定することで、検索エンジンが画像を正しく認識し、画像検索からの流入を増やすことができます。例えばデジカメなどで撮影した写真のファイル名は「IMG12345.jpg」のような数字であることが多いですが、例えばコーヒーの写真であれば「coffee.jpg」のようなファイル名に変更すると効果的です。
- ページの読み込み速度に配慮する
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画像のサイズを適切に圧縮し、WebP形式などを活用することで、サイトの表示速度を向上させ、SEO評価を上げることができます。
WebP形式とは?WebP(ウェッピー) とは、Googleが開発した 次世代の画像フォーマット で、高画質を維持しながらファイルサイズを大幅に圧縮 できるのが特徴です。JPEGやPNGと比べて軽量で、Webサイトの表示速度を向上 させるのに役立ちます。
- SNSでの拡散を促す
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魅力的な写真はSNSでシェアされやすく、拡散力が高まります。特に、アイキャッチ画像の設定や、視覚的に訴える写真を使用することで、エンゲージメントを向上させることができます。
- 適切な解像度と圧縮を施す
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SNSでのシェアを考慮し、画質を落としすぎず、かつ軽量な画像を作成することが重要です。
ホームページに掲載する写真は、単なる装飾ではなく、サイト全体の印象や信頼性、SEO、SNSでの拡散力に大きな影響を与える重要な要素です。ターゲットや目的に合った写真を選び、高品質で一貫性のあるビジュアルを活用することで、ホームページの訴求力を最大限に高めることができます。また、SEOやSNSを意識した画像の最適化を行うことで、さらに多くのユーザーにリーチし、ブランド価値を向上させることが可能になります。